急性腰痛と慢性腰痛は症状が似ているため、同じようなものだと思っている方も多いでしょう。しかし、この2つには明確な違いがあります。こちらの記事では、急性腰痛と慢性腰痛の違いを解説するとともに、腰が痛くなった時の対処法についてご紹介します。腰痛が疑われる場合には、お近くの整骨院にご相談ください。

同じものだと思われがちな急性腰痛と慢性腰痛ですが、この2つには明確な違いがあります。

急性腰痛は、重いものを持ち上げるといった、腰に大きな負担がかかる行動を起こすことによって腰に激しい痛みが出る腰痛です。激しい痛みによって、腰を回したり屈伸することが難しくなります。また、急性腰痛は腰椎や周辺組織がけがを負い炎症を起こしている状態なので、発熱などを起こすことがあります。

一方、慢性腰痛は何らかの原因によって、痛みが慢性的に起こる腰痛です。急性腰痛のように激しい痛みが発生することはありませんが、鈍く重い痛みが数日間続きます。3週間以上痛みが続く場合には、慢性腰痛を疑うようにしてください。慢性腰痛の発生は、筋肉が縮むことで硬く太くなることで、血管が圧迫されることが関係しています。血管が圧迫されることで患部が酸欠状態になり、痛みを感じ取るブラジキニンという物質が出るのです。

腰が痛い時の対処法は様々ですが、よく耳にするのが「冷やす」か「温める」かです。冷やすか温めるかを判断する場合には、腰痛のタイプで決めていきましょう。