産後の骨盤ストレッチのやり方とその注意点とは?
産後はホルモンのバランスや分娩などの影響により、骨盤が大きく歪みやすい状態です。骨盤の歪みを放置すると、そのままの状態で固定されてしまい、肩こりや腰痛、むくみなどの不調を引き起こしかねません。
ストレッチや産後骨盤矯正などを取り入れながら、産後の身体をケアすることで骨盤の開きを戻しやすくなります。一般的なストレッチではなく、産後の方向けのストレッチで無理なく行うことが大切です。
産後の方でも行いやすいストレッチ方法をご紹介!
骨盤を回すストレッチ
特に道具を必要とせず立ったまま行えるので、隙間時間に取り入れやすいストレッチです。スムーズに腰が回るかどうかで骨盤の歪みも確認できます。
- 両足を肩幅に合わせて開き、腰に手を当てる
- 正面を向き、お尻をぎゅっと締めたら上半身を固定する
- その状態で時計回りに30回、反時計回りに30回ほど腰を回す
横になって行う骨盤ストレッチ
仰向けになりながら、ゆったりと行うストレッチです。短時間で行えるので、時間がない方でも実践しやすいです。
- 仰向けになり片足を伸ばす
- もう片方の足は膝を曲げ、くの字になるようにする
- くの字にした足を、伸ばした方の足側に倒して5秒くらい維持する
- ゆっくりと足を元の位置に戻す。これを左右5回前後、繰り返す
自転車こぎストレッチ
自転車をこぐように足を動かすストレッチです。骨盤を組み直し、左右のバランスを整えます。
- 仰向けの状態でお腹に手を置き、お尻の穴を締める
- 片足を上げて、自転車をこぐように足を20回前後動かす
- 反対側も同じように行う
産後の骨盤ストレッチの注意点!医師の判断を仰ぐことが大切
産後の身体はとてもデリケートです。まだ身体は回復しきっておらず、悪露が治まっていない方も少なくありません。そのため、産後1ヶ月は産後骨盤矯正やストレッチなどは行わず、体調を整えることを優先しましょう。
産後骨盤矯正やストレッチの開始時期として理想的なのは、出産から2ヶ月以降と言われています。産後6ヶ月頃までは骨盤が動きやすい時期なので、産後骨盤矯正をスタートしやすいです。しかし、産後と言っても人によって体質や状況が異なります。医師に相談し、きちんと許可を得てから始めましょう。
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